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更新日:2016/06/15

メンタルヘルス資格の種類と役割

メンタルヘルスとは

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メンタルヘルスとは、ずばり「心の健康」のことです。英語の「metal health」をそのままカタカナ語にした単語です。うつ病などのこころの病気対策や、ストレス・悩みの解消などを目的としたメンタルヘルスケアが注目されたことで広まりました。

「心の健康」はストレスと密接に結びついており、過剰なストレスを抱えるとメンタルヘルス不調になってしまい、精神衛生・精神保健の面からもよくない状態とされます。

厚生労働省をはじめとする国や行政も対策に力を入れており、心の健康や病気を支援するためのサイトやページを立ち上げています。

近年では、職場におけるメンタルヘルス対策として、労働安全衛生法に基づく「ストレスチェック制度」が2015年12月から実施されています。

メンタルヘルス資格の種類

メンタルヘルスに関する資格は、複数存在しますが、国家資格から民間資格まで、その資格の意義や役割によってだいぶ特徴やスケールが異なります。

団体 資格・検定
厚生労働省(国家資格) 精神保健福祉士
厚生労働省(国家資格) 社会保険労務士
日本産業カウンセラー協会 産業カウンセラー
大阪商工会議所 メンタルヘルス・マネジメント検定
EAPメンタルヘルスカウンセリング協会 EAPメンタルヘルスカウンセラー
全国心理業連合会 ストレスチェックコンサルタント
ストレスチェックプランナー協会 ストレスチェックプランナー
財団法人職業技能振興会 ケアストレスカウンセラー
メンタルケア学術学会 メンタルケアカウンセラー

精神保健福祉士について

精神保健福祉士は、精神障害者の援助などを行う福祉系の資格です。精神保健福祉士法に基づき、厚生労働省が認定する国家資格です。いわゆる「ソーシャルワーカー」として幅広い分野で活躍しています。元々ソーシャルワーカーは企業メンタルヘルスに関する職種ではありませんが、EAP(従業員支援プログラム)分野で、労働者のメンタルヘルスを保つ活動や、社会復帰を促す役割を担い、活躍の幅を広げています。ストレスチェック制度においては、医師などとともにストレスチェックを実施する立場にあります。

資格取得までは長い道のりとなり、大学、短大、養成施設などで専門知識を学ぶほか、実務経験を経て、国家試験に合格する必要があります。

社会保険労務士について

社会保険労務士は、労務管理や社会保険に関するアドバイスなどが主な業務ですが、労務サービスの一つとしてメンタルヘルス対策を請け負ったり、指導や事務処理を担当したりしています。

社労士は国家試験があり、取得難易度は高めです。スクールや通信講座でしっかり対策しましょう。

産業カウンセラーについて

産業カウンセラーは、企業でのメンタルヘルス対策やキャリア形成支援を主な領域とする、働く人の援助を行う専門家です。ストレスチェック制度の実施に伴い、需要が伸びる資格の一つでしょう。この制度においては、精神保健福祉士などとともに、結果通知後の相談対応をする役目があります。

メンタルヘルス関連資格としては、取得までに時間を要する部類になります。養成講座の受講と試験合格が必要です。

メンタルヘルス・マネジメント検定について

メンタルヘルス・マネジメント検定は、メンタルヘルスに関する検定としては最も有名であり、商工会議所法に基づく公的資格になります。メンタルヘルスマネジメントというのは、「心の健康を管理する」という意味合いです。

試験はI種〜III種まであり、毎年2回(I種のみ1回)実施されます。市販されている公式テキストのほか、参考書や通信講座などで勉強します。特にI種は合格率が10%程度ととても低いので、しっかりと対策が必要です。

EAPメンタルヘルスカウンセラーについて

EAPメンタルヘルスカウンセラーは、その名の通り、EAPとメンタルヘルス分野における総合カウンセラー資格です。

資格を取得するには、カリキュラムの修了と、認定試験の合格が必要です。

ストレスチェックコンサルタントについて

ストレスチェックコンサルタントとは、企業のメンタルヘルス対策として導入されたストレスチェックのコンサルテーションができる人材として全国心理業連合会が認定する資格です。

3日間の講習と試験に合格することで取得できます。メンタルヘルス・マネジメント検定や産業カウンセラーなどの資格保持者、または人事・労務担当者は講習期間が短く済みます。

その他の資格について

その他、カウンセラー資格にもメンタルヘルスに重点を置いたものがいくつかあります。ケアストレスカウンセラーやメンタルケアカウンセラーは通信講座で勉強して資格を取ることができます。心理カウンセラーの資格を取得して心理職で活躍している方も、労働者のメンタルヘルスケア活動実施者の対象となります。

心理カウンセラーとの違い

メンタルヘルスと心理カウンセラーの違いは、学習範囲の差といえます。心理カウンセラーは、心の悩みを持つ個人の相談者に対する、心理療法や心理学に基づくカウンセリング技術を学びますが、メンタルヘルスは、心の悩みを未然に防ぐ「第1次予防」の観点と、個人だけではなく組織全体のケアを重視します。講座や資格によって、学習する比重が異なりますので、自分が学びたい領域を丁寧に教えてくれるスクールを探しましょう。

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